で、はたまたブロンプトン購入です。他の車種も考えないではなかったのですが、ブロはとにかく「アシ」として優れているんですね。
まず駐輪スペースが普通の自転車の半分ぐらいですみます。ちょっとしたスキマがあればどこにでも停められます。この便利さは実際所有してみないとなかなか実感できないと思います。例えばスーパーの駐輪場がほぼ満車状態で、普通の自転車だと停められないものが、ブロンプトンだとさっと停められたりします。繁華街で混み合ったような場所でも同様です。ブロの素晴らしさは折りたたみもさることながら、日常的な駐輪で半分に折るってところにあるんじゃないかと思います。(だからキックスタンド付けるとかありえないです。ブロの良さを殺してますよ。騙されたと思って一ヶ月リヤ三角を折る方法で使ってみてください。目からウロコですから。)
それと、荷物が乗ることですね。フォールディングバスケットはママチャリのカゴより大きいのでとても重宝します。こんなに気軽にスーパーに買い出しに行けるのは、ママチャリ以外でゃブロンプトンぐらいなものだと思います。そもそも通勤その他の用の帰りに買い物もできないスポーツ自転車ってなんなんでしょうか? ライディングそのものを純粋に楽しみたい時は別ですが、生活の自転車としてはそういうスポーツ自転車は失格でしょう。
それに関連してライト、泥除けも必須です。通勤に使っていればライド時間の半分はライト点けてることになりますよね。バッテリー管理不要でメンテナンスもほぼいらないハブダイナモで前後ライトを駆動しつつ、折りたたみもできる。これが素晴らしいのです。
あと細かいことですがリアキャリア後端につけるテールライトは自転車の前兆が一目でわかって目に優しいと思います。例えば車のテールライトが屋根の上だけにしかなかったらどうなるか。なんか見づらいですよね。そういうヘンなことを多くの自転車ではやっている。ブロンプトンのキャリアレスモデルも含めてですけど。やはりテールライトは車体後端にあるべきだし、ヘッドライトは車体中央にあるべきなのです。ブロはそういうことをちゃんとやってる。
泥除けも当然必須です。「俺は雨の日には乗らない」とか言う人がいますが、晴れていても雨上がりの路面はビッシャビシャですよ。そういう日まで乗らないつもりなんでしょうか。
ついでに言えば、あのリヤのちょこんとしたマッドフラップにもちゃんとした意味があります。あれがないとリアキャリアの荷物がびちゃびちゃになるんですね。かといって折りたたみ時を考えるとむやみに泥除けも伸ばせない。そういう風にきちんと考えられて設計されているのです。
で、そのリヤのフラップを落として無くしてしまったことがあるんですが、こんなスモールパーツでもきちんと供給されているのがブロンプトンのいいところです。昔はブロックダイナモ一つ買うのにも前後ライトアッシーでしかお売りしませんみたいにフザけていた時期もありました(ミズタニのせい)が、最近ではなくなってきました。
ブロンプトンは専用パーツだらけだからダメだという人がたまにいますが、私は逆だと思います。パーツメーカーに頼りきりだと、パーツメーカーの都合で入手性が左右されます。彼らは定期的にフォーマットをどかんと変えて、それによって旧世代の自転車を本格的に時代遅れにしてしまいます。それに比べてブロンプトンは昔のパーツでもきちんと揃えている。今も昔の5速のシフトケーブルが手に入るんですよ。外部パーツメーカーに頼っていたらそんなこと不可能です。
それと、ヘビーデューティーです。P6が来るまでの二週間ほど、アロートレーディングの自転車を足にしていたのですが、やはり華奢ですね。ものすごく乗り心地がいいし、踏むと軽くて気持ちいいんですけど、とてもじゃないけど10年乗れる気がしません。ブロンプトンはずっと乗り続けられるような頼もしさが乗ってきて伝わってきます。折りたたみでこれはたいしたもんです。
そんないいことづくめのブロンプトンですが、一つだけ不満がありました。それは、とにかく登り坂に弱いということです。単に重いとか小径であるとかだけでは無い、それはとにかく「ハンドルを引っ張れない」の一言に尽きます。ロードでもMTBでも激坂はハンドル引っ張って乗り切るでしょう。ブロはそれができないので、乗車できる勾配に限界があると思うのです。
その欠点を補えたらと思い、今回はPハンドルを選びました。Pハンドルなら装着できるバッグの汎用性を確保しつつ、いざという時は下ハン持って引っ張れるかなと思ったのです。まあ、これは目論見に過ぎません。実際やってみてまたインプレはご報告しようと思ってます。
で、誰もが悩むブロンプトンのカラーリング。昔は赤と黒と緑、そのツートンぐらいしか無かったのであまり選びどころがありませんでしたが、時代な流れに流れ、今やオーラソーマかってぐらいカラフルな事態になってますね。そんな中、敢えてクラシカルな赤や緑はどうかと思ったのですが、今の緑や赤ってそんなにクラシックっぽくないんですね。特に赤は2017モデルで朱色みたいなのに変わってしまい、私が知っているブロンプトンの赤ではなくなってしまいました。
そんな折、とあるショップで誇らしげに展示してあったアイボリーとブラックのカラーリングが気に入ってしまいまして。これが落ち着いていてとても良かったんです。ほぼ即決でした。
展示車はLモデルでしたので、これに持ち込みでリアキャリアとハブダイナモとライトを加え、取り付けてもらいました。前回の記事で「17年目にしてはじめてリヤブレーキを外した」と書きましたが、これはこのためです。リアキャリアは唯一オリジナルのT5からキャリーオーバーした部品となりました。まあそこまでこのリアキャリアに思入れがあったということではなく、後付けで買うと24000円もするのでその部品代をケチっただけという。でも17年前のキャリアがそのままついてしまう変わらなさもブロンプトンの魅力ではありますね。
さて前回は17年でフレームがぶち折れましたので、今回は15年でフレーム交換しようと思います。予定表のソフトの15年後に「ブロ交換」と登録しておきました。まあ実際あの部分は対策されていると思いますあから、実際はもっと長くもつのでしょうけどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿