2021年9月3日金曜日

ランドナー計画

 BSMに関する最大の誤算はとにかく「タイヤサイドの弱さ」でした。一回のオフロード走行でほぼ確実にダメになります。その場でやり過ごせたとしてもほどなくしてタイヤサイドからチューブがはみ出てきます。これでは怖くてダートに飛び込めません。


そういうわけでランドナー購入計画スタートしました。想定コースは何回か紹介している御荷鉾林道です。他には例えば、ウチから犬越路を越えて宮ヶ瀬経由で帰ってくるルートとか、あとは輪行で大弛峠越えとかですね。どれもBSMだとタイヤ潰しますし、MTBで行くと舗装が長すぎてツマランということになります。


結局、いくら舗装率が上がったところでやはりダートは一定数残るのです。その昔、「舗装率が上がったからランドナーはもう不要、これからはロード」論が大手を振って歩いていた時代がありますが、ウン十年経った今それが誇張だったと証明されたように思います。でなければ「グラベルロード」なんてものは出てこないでしょう。舗装路だけに特化してしまうと、コースとしての自由度は下がってしまうのです。今も昔もそれは変わりません。これからもきっとそうです。


で、なぜグラベルロードではなくランドナーかというと二つ理由があります。一つは荷物はなるべく自転車に乗せたいということで、もう一つは、フォーク抜き輪行に戻りたいのです。フォーク抜き輪行はとてもコンパクトになるので、電車内で快適に過ごせます。もちろん分解組立には多少手間が増えますが、私はそれよりも車内での快適さの方を取りたいです。


デメリットはまだあります。フォーク抜き輪行にこだわると、手元シフトと油圧ディスクブレーキをあきらめなければいけません。輪行の度にハンドルのワイヤーを全て外す必要があるので、変速はWレバーのみ、ブレーキはなんであれワイヤー式である必要があります。


もっともWレバーに関しては悪い思い出はないです。特に非インデッックス時の調整不要のおおらかな感じは今でも良い印象しかありません。インデックスって、決まっている時は気持ち良いけど少しでもずれると急にストレスになる気がします。


逆にリムブレーキには全くいい思い出がないです。晴天時ならまだしも、雨になると急に腰砕けになって、しかもリムでシューを研いでいるかのような激しい減り方、そのシューのカスが自転車全体をきったなく汚します。さらに、Vブレーキはどうしても最後フレームが負けて「ぐにゃ」っとなる。ブースターを付けてもあまり改善されず、悪い思い出しかないです。


そんなわけで、ランドナーでもブレーキだけはディスクにしようと思っています。ワイヤー式ならフォーク抜きと両立できるだろうし、多少効きが落ちようがなんだろうが少なくとも上記弱点はすべて克服されるでしょう。そもそも初めて油圧ディスクを使った時から、「全ての自転車は本来これであるべき」と思ってました。カンチブレーキのすっきりした見た目に後ろ髪ひかれつつも、多分ディスクにすると思います。


それ以外はまあ「普通の」ランドナーになるでしょう。タイヤは昔は650Aが主流だった記憶がありますが、今はMTBのせいというかおかげというかで圧倒的にBの方が選択肢が多いですね。むしろ私が乗っていた当時よりタイヤは豊富な感じがします。


と、ここまで書いてふと気付きました。まだKOJAKの17インチを試していません。これまで散々書いた17インチタイヤの弱さというのは、すべてBS純正17インチのことです。もしKOJAKの17インチがそこそこダート走行に耐えられるなら、わざわざランドナーを買う必要も無くなりますね。その費用が浮くかもと考えたら急に楽しくなってきました(笑 先にそっちを試してみなければなりませんね。

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